BMW・R18は、2020年4月に発表された新型クルーザーモデル。それ以前から、さまざまなモーターショー等で(エンジンのみ含め)展示されており、満を持しての市販モデル登場となった。BMWのクルーザーセグメントとしては、2000年代のR1200Cシリーズ以来。デザインモチーフになったのは、R5(1936年・494cc)だった。R18の最大のトピックは、新開発されたエンジン。空水冷式の水平対向2気筒OHV4バルブエンジンの排気量は、1,802ccという「ビッグボクサー」で、2,000回転から4,000回転(/分)という低い回転域で、150Nm以上の大トルクを発生させていた。ライディングモードは3種類(Rain/Roll/Rock)から選択可能で、ASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)、MSR(エンジンドラッグ・トルク・コントロール)、ABSを標準装備した。ヘッドライトはLEDで、クラシックな1眼メーターが採用され、キーレスシステムも搭載されていた。バリエーションとして、R5のようなペイントとクロムパーツが組み合わされた「ファースト・エディション」も設定された。※2020年5月に入り、日本国内での価格も公開された(税込み254.7万円から)2022年12月、BMWのファーストモデル・R32の設計開始から100年を記念した限定もモデル「100Years」が設定された。