CB400スーパーフォア登場前のホンダ400ccクラスネイキッドを担ったCB-1の発展的バリエーションモデルが、1991年4月に発売されたCB-1タイプⅡだった。399ccの水冷直列4気筒DOHCエンジンを、42.7ミリ径の鋼管ツインチューブフレームに搭載するところなど、基本構成はCB-1と同じ。このタイプⅡでは、ハンドルをセミアップタイプに変更し、エンジンの出力特性を低中速走行での扱いやすさに寄せたセッティングとし、ミッションのギア比は全体にハイギアード化。混雑した街中も、高速走行も、快適に走ることを追求していた。燃料タンク容量は、CB-1比2リッター増の13リッターに拡大していた。純スポーツというより、ツーリングスポーツ。そんなCB-1タイプⅡのキャラクターは、実質上の後継モデルとして翌92年に発売されたCB400スーパーフォアに先んじたものだった。