ハイパーモタード1100が登場したのは、2005年秋のミラノショー。ドゥカティのハイパーモタード・シリーズとして最初のモデルだった。シリーズ名の通り、スーパーモタード的なスタイルの中に、ドゥカティのハイパフォーマンスを具現化したとして、スーパーを超越する「ハイパー」が使われていた。同時代のモンスター1100と同系統の空冷Lツイン・デスモドロミック2バルブ・1,078ccエンジンをトレリスフレームに搭載し、幅広のバーハンドルとポジション移動が容易なシートで、操る楽しさを際立たせたモデルだった。上級仕様のSタイプも設定された。2010年には、進化版となるハイパーモタード1100エボが登場(別項)。1100エボは2012年まで販売された。