GT1000ツーリングは、2009年の1シーズンのみ販売されたGT1000ベースのスポーツクラシックモデル。ベース車のGT1000は、992ccの空冷Lツインエンジンをトレリスフレームに搭載し、湿式クラッチ、アップタイプのバーハンドル、リア2本ショックを組み合わせた、スタンダードネイキッドとしての要素をまんべんなく揃えたベーシックなスポーツモデルとして、2007年に登場。ドゥカティとしてはとっつきやすいところ、扱いやすいところから、長距離ツーリングにも用いられるようになったGT1000のキャラクターを、より明確にするために、大型のウインドスクリーンと、大きなリアキャリアを標準装備したのが、「GT1000ツーリング」だった。なお、このスクリーンとリアキャリアは、もともとGT1000の純正オプションとして用意されていたアイテムでもあった。