1,052cc水冷直列4気筒を搭載するビッグネイキッド、ZRX1100のバリエーションモデルとして、1996年12月(1997年モデル)から販売されたのが、ZRX1100-Ⅱだった。ZRX1100がビキニカウルと角目ヘッドライトを備えたのに対して、ZRX1100-Ⅱには、ビキニカウルなしで丸型ヘッドライトのオーソドックスなネイキッドスタイルが与えられていた。基本仕様はZERX1100と同一ながら、カウルがないなどの条件によって、1kgほど軽量だった。大きな仕様変更などなく、2000年モデルまで生産され、翌年からのZRX1200シリーズにバトンを渡した。なお、ZRX1100-Ⅱの丸目スタイルを受け継いだのは、ZRX1200。1100のときはZRX1100がビキニカウル付きだったが、1200では、カウルなしがZRX1200、ビキニカウル付きがR、新登場のハーフカウル付きがSとなった。なお、ZRX1100同様に、ZZR400用エンジンを搭載した400ccモデルが先行して販売されていた(ZRX-Ⅱ)。