気筒あたり5本のバルブ、45°に前傾したシリンダーをもつヤマハの並列4気筒エンジン、GENESIS(ジェネシス)エンジンを搭載するリッタースポーツとして開発されたのがFZR1000だった。初登場は1986年のケルンショー(ドイツ)で、1987年から発売された。ジェネシスエンジン車としては、FZ750、FZR750に続くモデルだった。1989年にデルタボックスのフレーム形状を見直し、1990年型ではフロントフォークに初期荷重調整機構を追加、1991年には外観を一新し、倒立フォークを装備するなどした。このFZR1000がモデルチェンジして誕生したのがYZR1000Rサンダーエース(1996年)で、その先には、ビッグネームのYZF-R1(1998年)が続くことになる。※海外専用モデル