2018年2月に発売された、クロスカブ50。110cc版がモデルチェンジし、車名をクロスカブからクロスカブ110に改めると当時に、クロスカブの50cc版として登場した。2017年にモデルチェンジしたスーパーカブ50(AA09)をベースに、レッグシールドの廃止、ヘッドライトガード、スリット入りのマフラーカバーやブロックタイプっぽいタイヤを採用していた。それら基本の装備はクロスカブ110と同じだが、違いは110cc版がスーパーカブのスタンダードである17インチホイールなのに対し、クロスカブ50は小さめの14インチホイールだったこと。この点は、スーパーカブ50のバリエーションとして、1997年からラインナップされていたリトルカブに通じるものがあった。アウトドア・オフロードルックの50ccカブとしては、CT50ハンターカブ(1968年)以来、およそ50年ぶり。2019年6月には、ホンダの二輪工場がある熊本県のPRキャラクターとして人気のあった「くまモン」をあしらった「くまモン バージョン」が発売された。