「CB125JX」の新登場は、1972年8月。はじめは、ベンリィCB125がモデルチェンジするかたちで発売された新型CB125に対し、機械式のMKディスクブレーキを装着したバリエーションモデルというかたちだった。この初代CB125JXは、空冷4ストの並列2気筒エンジンを搭載していた。単独の車種として設定されたのは、1975年5月のこと。新設計の空冷4スト単気筒OHCエンジンをダイヤモンドフレームに搭載した軽快なロードスポーツモデルとしての新発売だった。そのため、この75年登場の単気筒・CB125JXこそが、モデルのスタートだと考えることもできた。その後、1980年にはフルモデルチェンジを受け、スタイルを一新。これまでの丸みを帯びたスタイルから、角ばった80年代らしいデザインに一新された。最後の仕様変更は、82年。ここで、角目ヘッドライトなどを採用し、メーターも2眼タイプからスクエア型になった。