サンダーバードコマンダーは、2014年からサンダーバード・シリーズ(2009年-)に加わったニューモデル。同時に、大型スクリーンやパニアケースを装備したツーリング仕様のサンダーバートLTも登場した。サンダーバードコマンダーは、丸目2眼ヘッドライトを備えるところから、サンダーバードストーム(2011年-)系のマッシブクルーザーにも感じられるが、それは誤解。実際は、スタンダードモデルのサンダーバートのようなプルバックされたハンドルを備え、ステップにはクラシックなボード式を採用し、フロントフォークにはカバーが設けられ、シートはたっぷりした肉厚のものが与えられるなど、アメリカンクラシックさが強調されたモデルだった。ホイールサイズは、前後とも17インチ。サンダーバードストームと同じ1,699ccの水冷並列2気筒エンジン(270度位相クランク)を搭載した。