MT50(1979年)、MTX50(1982年)を経て、1983年12月に発売されたのが、MTX50Rだった。ホンダの50cc2ストオフ車としては、3世代目だった。ここから、冷却方式は水冷式となった。エンジンのトルク特性を向上させるための「ホンダトルク増幅共鳴管(HERP)」やリアのプロリンクサスは、MTX50ゆずり。MTX50で6速化されていたミッションは、再び5速になった。スタイルは、MTX-Rシリーズの上位モデル(80/125/200)と同系統となり、角目ヘッドライトを採用。1985年11月には、マイナーチェンジを受け、エンジン出力を7.2psにアップさせるとともに、ミッションは再び6速化された。この後、ホンダの2ストオフロードモデルは、CRMシリーズに移行し、50ccクラスには、CRM50が登場した(1988年)。