リード・シリーズは、1982年に登場したホンダのスクーター。当初は、50ccと80cc、125ccで展開された。リード80デラックスは、リード50スーパーデラックスに遅れること1ヶ月の82年3月に発売された原付2種スクーター。この年の10月には、同じ原付2種クラスにリード125も登場するが、50ccと車体を共有するリード80デラックスはタウンユースが中心、リード125は車体も大柄で、後世の「ビッグスクーター」的な位置付けだったという違いがあった。リード80デラックスのエンジンは、排気量79ccの空冷2スト単気筒。始動方式は、キック式とセルフ式を共に備え、二人乗りのためのロングシートを採用していた。また、リード50デラックスとは異なり、ヘッドランプは、より明るいハロゲンタイプだった。1985年には、派生モデルとしてリード80SSが登場した。リード80デラックス以降の「50ccモデルと同じサイズの原付2種」という役割は、リード90(88年)、リード100(98年)へと連なっていった。