ホンダホークのニューモデルとして、1978年8月に発売されたのが、ホーク3(CB400N)だった。立ち位置としては、77年発売のホーク2をもとに、走行性能を高めたバリエーションモデルというもので、シートカウルを備えたスポーティないでたちが特徴だった。機構面での変更は、ミッションが6段リターン式になったことと、前輪ブレーキがダブルディスク式になったこと(リアはロッド式のリーディングトレーリングのまま)。395ccの空冷並列2気筒OHC3バルブエンジンがビッグボアのオーバースクエア型だったことや、最高出力が40ps(9,500回転時)であることなどは、ホーク2に同じ。なお、ホンダのホークシリーズは、1977年5月のホーク2に始まったが、ホーク1も輸出専用モデルとして存在していた。ホーク3の後にホーク4は登場せず、スーパーホーク3(1981年)へと続いていった。