タイガー1200GTは、2022年の新型モデルとして2021年12月に発表された。トライアンフのアドベンチャーシリーズの大排気量クラス、タイガー1200は、2022年モデルで一新され、それまでの、XR系(オンロード向き)とXC系(クロスカントリー)の2系統は、新たにGT系とラリー系として区分されるようになった。並列3気筒のエンジンは一新され、排気量はそれまでの1,215ccから1,160ccと縮小されたが、最高出力は141psから150psにアップ。フレームも一新され、大幅に軽量化された。駆動方式はこれまで通りのシャフトドライブ式を採用。オンロード指向のGT系は、ベースグレードのGTと装備を充実させたPro(プロ)、ビッグタンクのエクスプローラーの3モデル構成となり、フロント19インチ/リア18インチのキャストホイールにオンロードタイヤを履いていた。タイガー1200GTは、基本的な構成をシリーズ共通としながら、装備や機能を簡略化したモデル。他モデルには標準装備されたクイックシフターは未搭載で、ライディングモードの切り替えも3パターンのみ。※日本市場未導入