車名に「CB」の冠はないものの、CB750シリーズに連なるアメリカンスタイルのモデルとして1980年に登場した、750カスタムエクスクルーシブ。80年代は「カスタム」が車名に入ると、アメリカンタイプになるのがホンダ流だった。とはいえ、当時のアメリカンは、後年のロー&ロングスタイルではなく、低めのシートに、プルバックされたハンドル、ちょっと寝かせられたフロントフォークといった具合。ゆったりとした乗車スタイルと乗り心地を求めたものだった。搭載されたエンジンは、同時代のCB750シリーズと同じ、748cc空冷4気筒DOHC4バルブユニットで、CB750Fよりも3psだけ低い65psを発揮していた。翌81年には、CB750カスタムという、名実ともにCB750シリーズのアメリカンモデルが登場した。