メルセデスベンツのハイパフォーマンスモデル系サブブランドであるAMGとのパートナーシップによって誕生した特別仕様車が、ディアベル AMGスペシャルエディション(AMG SE)だった。2012年モデルで新登場。ベースになったのは、上級仕様のディアベルカーボンで、エンドキャップ付きのAMGスタイル・スポーツエキゾーストシステムの採用や、専用ホイール、カーボン製のサイドラジエターグリル、アルカンターラメッシュレザーのスポーツシートなどが奢られていた。エンジン内部では、強制開閉バルブのデスモドローミック・カムタイミングが精密調整され、担当したメカニックの名前がエンジンケース左側に刻まれていた。しかしながら、AMG SE登場と同じ2012年に、ドゥカティ社がベンツ社と同じドイツのアウディに買収され、フォルスワーゲン・アウディグループ入りすることが明らかになると、AMGとのパートナーシップは解消された。