マットモーターサイクルのラインナップ中、クラシックなシティスポーツとしての特徴を際立たせていたのが、RS-13だった。ハンドルバーはショートタイプで、ブロックパターンのタイヤはワイドサイス。排気量違いの125ccモデルもラインナップされていた。RS-13 250のエンジンは、他の250ccモデル共通の空冷単気筒。このルックスでありながら、燃料供給はインジェクション、そしてABSを装備。ミッションは5段リターン式で、これも他モデル共通。MUTT MOTORCYCLES(マットモーターサイクルズ)は、英国のカスタムビルダーによって立ち上げられたバイクメーカー。そのため、オーダーメイドのカスタムバイクのように、ベースを共有しながら、様々なスタイルを生み出していた。なお、ミックス犬(雑種犬)を意味する「MUTT」をブランドネームに用いたのは、ざまざまなメーカーからパーツを調達して、高価になりすぎないようにする、という方針から。