XL80Sは、1980年3月に発売された原付2種のオフロードトレールだった。同時に、XL50S(原付1種)も登場した。原付2種オフロードとしては、XE75(1976年-)の後継モデルにあたった。搭載された排気量79ccの空冷4スト単気筒OHCエンジンは、6.3psの最高出力を発揮。ミッションは5段リターン式で、ブレーキは前後ともリーディングトレーリングのドラム式だった。ホイールサイズはフロント16インチ/リア14インチ。ホイールサイズはXL50Sと同じながら、リアタイヤはXL80Sの方が幅広だった。スピードメーターにはトリップメーターも内蔵され、リアキャリアも標準装備された。1981年モデルまで設定された。なお、80ccクラスの4ストエンジン搭載オフロードトレールとしては、XLR80R(1987年)が後継モデルとなった。