VF750マグナは、1982年4月に日本国内発売されたアメリカンスタイルのクルーザーモデルだった。搭載されたエンジンは、排気量748ccの水冷4ストV型4気筒DOHC4バルブユニットで、この後、ホンダ二輪のテクニカルヒストリーに大きな足跡を残していくV4エンジンは、ここから始まった。リアホイールの駆動はシャフト式で、ミッションは、5段リターン+「オーバードライブ」設定の6速を持つ6段式で、ここからクルージング性能を重視していたことが伺えた。姉妹モデルとして、同時に発売されたV45セイバーが存在。ほぼ同じ機構を持ち、こちらはロードスポーツタイプのクルーザーだった。