スペイシー80は、排気量76ccの空冷4スト単気筒エンジンを搭載した原付2種スクーター。発売は1982年10月で、50ccモデルから5か月遅い登場だった。基本的には、スペイシー(50)のカスタムタイプをベースにしたもので、レザー調のシートは二人乗り対応となっていた。ミッションは、スペイシー(50)初期モデル同様の3速オートマチックだったが、1985年に仕様変更を受けて、Vベルト式の無段変速機が採用された。また、この時にエンジンも新型となり、排気量は79ccとなった。原付2種のスペイシーは、83年に125ストライカーが登場し、80との2本立てになったあと、87年からは「スペイシー125」のみの設定となっていった。