トライアンフのストリートスクランブラーが、2021年モデルで仕様変更(ユーロ5適合)を受けた際に設定された特別仕様車、それが「サンドストーム・リミテッド・エディション」だった。排気量899ccの並列2気筒エンジンはじめ、車体まわりは同年モデルのストリートスクランブラーと同一。荒野を駆け抜けてきたトライアンフ・スクランブラーモデルの歴史をイメージさせるさまざまな外装パーツが装備されていた。標準仕様車との最大の相違点は、フロントフェンダーがアップタイプに(も)なっていたこと。また、ヘッドライトには破損防止のガード(グリル)が装備され、エンジン下部にはアルミ製のサンプガード、燃料タンクにはラバー製のニーパッドなどが備えられた。世界限定775台生産。