2017年10月の東京モーターショーに出展され、その年の12月から市販されたZ900RSは、Z1が蘇ったかのようなモデルとして、一躍トップセラーモデルとなった。その勢いをかって、2017年11月のEICMA(ミラノショー)に登場したのが、Z900RS初のバリエーションモデル、Z900RS CAFEだった。発売開始は2018年3月で、水冷4気筒エンジンはじめ、基本的な構成はネイキッドスタイルのZ900RSと同じだが、カフェレーサーらしくレトロなビキニカウルやローポジションハンドル、段付きシートなどを装備していた。トラクションコントロールを備え、ヘッドライトはLED。この2018年モデルにはライムグリーンとグレーが設定されたが、ライムグリーンのビキニカウルには、往年のカワサキライダー、エディー・ローソンのAMAスーパーバイク時代のヘルメットをモチーフにしたようなラインが描かれていた。2019年から2021年モデルはカラーチェンジのみで推移。2023年モデルで、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合した。