ブルターレ1000RSは、2022年の新型モデルとして、2021年9月に発表されたネイキッドスポーツ。ベースモデルは、2020年からラインナップされていたブルターレ1000RRで、いささかサーキット走行に寄り過ぎていたRRのキャラクターを、一般公道での走行に最適化したモデル、それがブルターレ1000RSだった。とはいえ、208HPの最高主力を誇る998ccの並列4気筒エンジンなどの基本構成は、ベースモデルを踏襲。4気筒エンジンのエキゾーストパイプが左右2本づつリアエンドに伸びているところも同じだった。RRとRSの差異は、バックミラーのマウント位置が異なるところと、RRが採用していた電子制御サスが、RSではコンベンショナルなフルアジャスタブルのショックアブソーバになっていたこと。前後ホイールのデザインも異なっていた。また、公道走行に最適化されたブルターレ1000RSのシートは、RRと比較すれば明らかに厚く、クッション性にも優れていることがうかがえた。※イタリア本国で2021年9月発表。日本では同年12月に発売された。