スーパーベローチェ・アルピーヌは、スーバーベローチェ800の特別仕様車として、2020年12月に発表された。名称に加えられたブランドネームは、フランスの自動車メーカー、ルノー傘下にあるスポーツカーブランド「アルピーヌ」に由来するもの。MVアグスタとアルピーヌのコレボレーションから生まれたスーパーベローチェ・アルピーヌは、この当時の市販モデル「アルピーヌA110」にちなんで、110台のみが限定生産された。車体色のブルーは、もちろんフランスのナショナルカラーであるフレンチブルー。サイドカウルには、アルピーヌの「A」ロゴがあしらわれていた。シートはアルカンターラ(人工スエード)で、フェンダーやチェーンカバーなどはカーボン製。シングルシートカウルや専用の車体カバーも付属した。排気量798ccの3気筒エンジンやトレリスフレームなどは同年モデルのスーバーベローチェ800と同様。欧州市場向けの2021年モデルとして、ユーロ5規制に準拠していた。110台は、発表後すぐに完売扱いとなった。※日本市場未導入(2020年12月11日現在)