1973年5月に登場したベンリィCB50JXは、前々年に発売されていたベンリィCB50のフロントブレーキに、ディスクブレーキを備えたモデルだった。ディスクブレーキとはいっても、後年主流になる油圧式ではなく、メカニカル(機械式)。ベンリィCB50の丸みを帯びたタンク&シートは、角ばった形状に変更されてもいた(テールカウルも付くようになった)。1976年にはマイナーチェンジを受け、フロントフォークやシート形状が変更された。この際に、CB50JX-Iと呼称されるようになり、「ベンリィ」の冠もなくなった。後継モデルは、1980年登場のCB50S。ここで、フロントのディスクブレーキは油圧式に変更された。