2008年に848が登場し、2011年に848エボへと発展するなかで、設定されてこなかった上級仕様。848の前身、749まではスーパースポーツレース用に749Rなどが設定されていたが、848は、レースユースを前提としないからだった。そんな中で、2012年に発売されたのが、848エボ・コルセスペシャルエディション。Corse(コルセ=レーシング)の名を使ったことからもわかるように、848の上級バリエーションモデルだった。新たに装備されたのは、トラクションコントロール(DTC)とクイックシフター(DQS)。DCTはホイールの空転を検知し、パワーを制御し、DQSはクラッチ操作なしでのシフトアップが可能だった。リアサスはオーリンズ製のフルアジャスタブルタイプ。2013年にも設定され、2013年モデルでは、18リットルに容量が拡大されたアルミタンクが採用されていた。