1994年に登場したR1100Rロードスターからパフォーマンスを劇的に進化させた後継モデル。ブレーキには第三世代となるBMW ABSシステムを搭載。パーシャル型(フロントのブレーキング時のみ前後連動)インテグラルABSと、入力をサポートするブースター(サーボシステム)によって、大型バイク初心者や、握力の弱い女性ライダーでも軽く握る(踏む)だけで強烈なストッピングパワーを発揮。等長となったエキパイはシャープな吹け上がりを見せ、3,000~6,500rpmで90Nm以上のトルクを発揮するというワイドバンド・トルク特性によって実際のポテンシャルはかなり向上。当時のラインナップ中では最軽量モデルで、最もスポーティなR1100Sに次ぐ瞬発力を持つ。基本骨格はGSを踏襲しており、外装は全てが新設計、丸みを帯びた先代からシャープでスポーティなデザインとなる。有機的なラインのテレレバーAアーム、特徴的なフロントフェンダー形状、タンクサイドへ張り出した分割タイプのオイルクーラー、セミアップされたサイレンサーがシートと並行しているラインなど、デザイン面では精悍で躍動感のあるスタイルを主張している。シート高の調整機構は無く、高低2タイプのシートが用意される。