SYM(エス・ワイ・エム)のオービットスリーは、スタイリッシュなフォルムと前後12インチホイール、フロントディスクブレーキによる安定した走行が特徴のスクーターモデル。日本では2019年12月に発売され、50ccモデルと125ccモデルをラインナップしていた。オービットスリー50は、排気量124.6ccの空冷4スト単気筒2バルブエンジンを搭載した、日本市場では「原付2種」にあたるモデル。SYMの本国、台湾では、ヤマハ・シグナスXが競合機種だった。なお、排気量違いの50ccモデルとは異なり、ブレーキは前後連動式(CBS)を採用。欧州市場では、CBSまたはABSの搭載が義務になっていたため。フルフェイスヘルメットも入るラゲッジスペースには、USBポートも装備。走行中に、スマートフォン(当時主流だったハンドデバイス)などを充電することもできた。SYMの輸入販売は、2019年12月から株式会社サイン・ハウスが行うようになり、オービット3(50/125)は、最初の取り扱いモデルだった。