1996年デビューのニンジャZX-7Rは、95年まで続いたZXR750(ZX750L3)がフルモデルチェンジするかたちで登場した。カワサキのマーケットコードでは、ZX750P1となる。基本構成はZXR750から受け継ぎつつも、エンジンのショートストローク化や足回りの強化などにより、当時のスーパーバイクレース(750cc4気筒)のベースマシンとしての資質を向上させていた。同時に、レースベースとなるニンジャZX-7RR(ZX750N1)が設定され、それはZXR750/ZXR750Rと同様の関係だった。以降、大きな変更を受けることなくイヤーモデルを重ね、2003年からスーパーバイクレースの排気量上限が1,000ccになるのを機に、ニンジャZX-9Rと統合され、ニンジャZX-10R(2004年~)にスーパーバイクレプリカとしての役割をバトンタッチした。