KS-2(1988年-)の後継モデルとして、1990年に発売されたのが、KSR-2だった。スーパーバイカーズモデルを3/4サイズにデフォルメしたようなスタイルは、KS-2ゆずりだが、車名に「R」が付いて、排気量79ccの2スト単気筒エンジンは水冷式に変更された。また、KS-2では10インチだった前後ホイールは、12インチに拡大され、フロントフォークは倒立式を採用。ブレーキも前後ディスク式で、より本格的なスーパーバイカーズ「デフォルメ」仕様になっていた。また、KS-2にKS-1が存在したように、KSR-2にも49ccエンジンのKSR-1が設定されていた。車体は同じ。96年モデルでは、ヘッドライトが常時点灯式に変更され、タイヤも異なるパターンのものを採用した。1998年モデルまでラインナップされたのち、原付2種に対する平成11年排出ガス規制が適用されるのを前に、生産終了となった。原付2種のKSRシリーズは、2003年に4ストエンジン搭載のKSR110として復活することになる。なお、「KSR-Ⅱ」がモデル名ながら、KSR-2やKSR80とも呼称されることがあるため、ここでは併記した。