KTMネイキッドの最高峰モデルとして、2013年に登場したのが、1290スーパーデュークRだった。新しく開発された1,301ccの水冷V型2気筒エンジンには、ライドバイワイヤシステムが組み合わされ、さらにBOSCH製コンバインドABS+バンクセンサー+トラクションコントロールによる世界初のスポーツモーターサイクルスタビリティコントロールも採用されていた。大排気量Vツインが生み出す、見た目どおりの凶暴さを、さまざまな電子デバイスによって調教したモデルだった。KTMのロードモデルとして、初めて片持ちスイングアームを採用した。2020年モデルで、フレームを一新。剛性をアップさせた。エンジンもリファインされて出力を向上させるとともに、車重も軽くなった(乾燥重量比で約-6kg)。