2016年に発売されたスカウトシックスティは、スカウト(2015年)のエンジンをスケールダウンして搭載した小排気量モデル。小排気量とはいえ、999ccの水冷V型2気筒DOHC4バルブのエンジンで、日本市場では立派に大排気量クルーザーだった。なお、車名のシックスティ(60)は、この排気量を意味していた。すなわち、米国で使用される「ヤード・ポンド法」でいえば、60立方インチであることを示していた。正確に言えば、999ccは、約61立方インチではあるが。5速ミッション、メンテナンスフリーのベルトドライブ、前後ディスクブレーキを採用した。2020年には、派生モデルとしてボバーカスタムモデル「スカウトボバーシックスティ」がラインナップされた。