タイガーエクスプローラーXR/XCシリーズが、2018年にモデルチェンジを受けて登場したのが、タイガー1200XR/XCシリーズだった。ミドルクラスのタイガー800同様に、排気量クラスを名称に使うことになり、両シリーズの関係性が、より分かりやすくなった。タイガー1200XCシリーズは、前モデル同様に「クロス・カントリー」モデル、つまりダート・オフロード走行を得意とするという位置づけにあり、これまで通りスポークホイールを採用していた。2018年の登場時には、XCxとXCAの2タイプ設定で、両方ともにセミアクティブサスペンションやTFTカラー液晶のメーターパネルを備えていた。このうち、日本市場に導入されたのは、上級仕様にあたるタイガー1200XCAのほう。XCAには、エクスプローラーXCAのころと同様に、ヒルホールドコントロールやシートヒーターが標準装備されたほか、新たにシフトアシスト、LEDコーナリングライトが採用され、ライディングモードは6パターンから選択できた。