サンダーバード「ストーム」は、2009年に発売された大排気量クルーザーのサンダーバードをベースに、2011年に登場した派生モデル。トラディショナルなアメリカンクルーザースタイルだったベースモデルに対し、ストームは、フラットバータイプのハンドルを採用し、ヘッドライトはロケットⅢなどを思わせる丸目2灯式を採用。最大の違いはエンジンで、サンダーバード用エンジンのシリンダーボアを、103.8ミリから107.1ミリに拡大することにより、排気量は1,699ccに達していた。排気量アップに伴い、最大トルクは156Nmをマーク。270度位相クランクにより、クルーザーらしい鼓動感を強烈に感じさせるパフォーマンスマシンだった。ベルトドライブ、6段ミッション、フロント19インチ、リア17インチホイールを採用。