MB-8(エムビー・エイト)は、排気量78ccの空冷2スト単気筒エンジンを搭載したロードスポーツとして、1980年2月に発売された。前年の4月に登場していたMB50の上位排気量モデルという位置付けで、外観の特徴だったX型のパイプバックボーンフレームや、釣り鐘型のエンジン燃焼室形状などは、MB50と同仕様だった。ブレーキは、フロントが油圧ディスク式で、リアが機械式のリーディングトレーリング。これもMB50同様。ミッションが5段リターンなのも同じ。シートは二人乗りを可能とする形状に変更され、タンデムベルトが備えられた。なお、MB50は、タンクに「MB-5」と記されながら、車名はMB50だった(MB5というバリエーションもあった)のに対し、MB-8はタンク表記ママのMB-8が名称だった。