ウイングインターステートは、1983年6月に、800台限定で発売されたスポーツツアラーだった。もともとは、北米を中心に販売されていた「GL650 シルバーウイング」をベースに開発したもので、排気量673ccの水冷4ストV型2気筒OHV4バルブエンジンを縦置きに搭載していた。大型のフェアリングを装備し、前後ともにエアサスを採用し、フロントブレーキは制動性の高いダブルディスク式を採用。左右のサドルバッグも標準装備したロングツアラーだった。なお、ウイングインターステートの輸出仕様である「シルバーウイング」の名称は、2001年発売の大型スクーターとして用いられるが、両車に関係性はない。さらに、輸出版の「GL650」も、国内で使われた「GL700」も、同じ673ccエンジンだった。