4スト50ccエンジン搭載の原付1種スクーター、ジョルノクレアが発売されたのは、1999年6月のことだった。1992年に発売され、レトロスクーター人気の一翼をになったジョルノ(2ストエンジン搭載・AF24)をクリーンな4スト化した新型モデル、というかたちで、名前に「クレア」は付いたものの、ジョルノ(AF24)のフルモデルチェンジ版という位置づけだった。そのため、レトロ風味たっぷりの車体デザインはジョルノ同様だった。登場翌月の7月には、アイドリングストップ機構を装備したジョルノクレア・デラックスも加わった。1度のカラー変更と、スペシャルカラーモデルの設定を経て、カタログ落ち。ジョルノクレアから2か月遅れて発売されたジョルカブ(ジョルノクレアそっくりの見た目で、中身はスーパーカブ)は、個性的なイトコのような存在だった。ジョルノの名は、2011年に復活。「クレア」は、クレアスクーピー(2001年-2010年)に用いられた。※「クレア」は。クリーン(Clean)とクリエイティブ(Creative)を意味から生まれた造語