2004年にデビューしたモンスターS4Rの上位モデルとして、モンスターS4Rsが設定されたのは、2006年のこと。S4Rsは、スーパーバイク999用の998ccエンジンを搭載していた。その999用パワーユニットを、モンスターS4Rに搭載したモデルが、モンスターS4Rテスタストレッタ。2007年と2008年の2年間ラインナップされたS4Rテスタストレッタ、その車名にある「TESTA STRETTA」は、直訳すると「狭い頭」という意味で、エンジン用語では、シリンダーヘッドがコンパクトであることを表していた。片持ち式のスイングアームやマフラーの取り回しなどの構成は、前身のモンスターS4Rと変わっていなかったが、フロントブレーキキャリパーはラジアルマウントに変更された。