タイガー1200デザート・スペシャルエディションは、2020年に発表された特別仕様モデル。2018年に新型となっていたタイガー1200・シリーズのうち、スポークホイールを採用したタイガー1200XCのミッドグレードであるタイガー1200XCxをベースに、スペシャルモデルとしてのカラーリングが与えられ、アロー製サイレンサー、シフトアシスト(クイックシフター)を備えていた。同時に、キャストホイール仕様のタイガー1200XRxをベースにした「アルパイン・スペシャルエディション」も登場。その名称の通り、「デザート~」は砂漠での、「アルパイン~」は山岳路でのアドベンチャーライドを想起させるモデルだった。排気量1,215ccの水冷3気筒エンジンや、セミアクティブサスペンション、TFTカラー液晶のメーター、5つから選択可能なライディングモードなど、基本的なスペックは、タイガー1200XCxと同様だった。