CBR600F4iは、前身のCBR600Fがフルモデルチェンジするかたちで、2001年3月に発売されたロードスポーツモデルだった。599ccの水冷4スト直列4気筒DOHCエンジン(PC35E型)などは、CBR600Fゆずりながら、これまでのキャブレター式に代えて、電子制御の燃料噴射装置(フューエルインジェクション)を装備した。また、カウルの形状を見直すとともに、シートは前後セパレートタイプに変更して、よりスーパースポーツ「らしい」スタイルになった。また、メーターには燃料計も備えるようになり、日本向けモデルにはハザードランプも採用された。2003年には、当時のMotoGPレーサー(RC211V)のようなデザインのCBR600RRが登場。600ccフルカウルスポーツのポジションを託すことになった。