2017年秋の第45回東京モーターショーに参考出品された新型スクーター、SWISH(スウィッシュ)。「通勤快速」とうたわれたアドレスV100・V125シリーズが、前後10インチホイール車だったことを考えれば、正当後継は(前12インチだったアドレス125ではなく)、スウィッシュのほうだと考えられた。モーターショー展示モデルとほぼ同じスタイルで発売されたのは、2018年6月のこと(モデルイヤーは2019年)。外観上の明らかな差異は、市販モデルにはリアキャリアが装備されていたことだった。ヘッドライトを含む灯火類は、当世流に全てLED化されており、USB電源ソケットも備えられていた。エンジンは124ccの空冷4スト単気筒エンジン。アドレスV125シリーズから受け継いだ前後10インチホイールは、街中をキビキビと走り抜けるためのものだった。(余談だが、ローマ字入力で「スウィッシュ」と入力するのはなかなか難しい。キーボードでは「suuxisshu」と入力すると表示される)