ベネリは、イタリアの老舗ブランド。初めてバイクを生産したのは1921年のことだった。第二次世界大戦から復興し、1950年代にはレースシーンやスポーツバイクで成功を収めた。その後、紆余曲折を経ながらも「ベネリ」ブランドは続き、2000年代初頭には3気筒の「トルネード」などを発表。2016年には中国のGEELY(浙江吉利控股集団)の資本参加を受けて、現在(2022年)に至っている。125Sは、ストリートファイタースタイルのネイキッドスポーツ。水冷単気筒の125ccエンジンは、ボア×ストロークが54×54.5ミリで、ほぼスクエア。タンク容量は10リットルで燃費(WMTCモード)45.5km/Lのため、450kmもの航続距離があった。ホイールサイズは前後17インチで、リアにはラジアルタイヤを採用。