1911年に誕生したBenelli(ベネリ)。かつてサーキットレースでも活躍したが、モトグッツィとの合併(1988年)などを経て、ブランドが消滅した時期もあった。その後復活し、日本でも、3気筒モデルのトルネードなどが販売されていた。中断後、2020年にはバイクパーツの製造・輸入大手 PLOT(プロト)が輸入元となって、日本市場へ再上陸した(2021年から)。導入された4モデルのうちのひとつ、TNT249Sは、249ccの水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載したスポーツネイキッド。トラスフレームとレイダウンされたリアショックなどから、302S(日本未導入)の小排気量版と見えた。6速ミッション、フロントにはダブルディスクブレーキと倒立式のフロントフォークを採用。