「シルバラード」という名前が付くと、ヤマハの北米向けアメリカンクルーザーの「ツーリング仕様スペシャル」ということになっていた。XV1700ATMTも、大型のウインドシールドに、ハードタイプのサイドバッグ、パッセンジャーシート用のバックレストなどを備えた「シルバラード」だった。1,670ccの空冷4スト48°V型2気筒OHV4バルブエンジンを、リアサスが無いようにみえるハードテイル風ダブルクレードルフレームに搭載するところや、ベルト駆動、5段ミッション、フロント2枚のトリプルディスクブレーキなどの基本構成は、標準仕様のXV1700ASロードスター同様だった。XV1700ATMTは海外市場専用モデルながら、ヤマハの海外向けモデルを輸入するプレストコーポレーションによって、2007年モデル(カナダ仕様)が販売されていた。