2015年モデルから展開されてきた、ドゥカティ スクランブラー・モデル群に、オーバーリッタークラスのスクランブラー1100・シリーズが加わったのは、2018年のこと。基本的なスタイリングや、ドゥカティが意図していた「ドゥカティ スクランブラー」として独立したブランドイメージを構築することについては、過去3年間のドゥカティ スクランブラーと同じ。「1100」という数字にあるように、搭載されたエンジンは、1,078ccの空冷Lツインエンジン。これは、かつてモンスター1100系に搭載されていたユニットをベースに、環境規制のユーロ4に適合させたものだった。だ円形サブパネル付きの液晶メーター(燃料計やシフトポジションも表示)、USBソケットを装備。「スペシャル」は、その名の通り、特別な外装を与えられたモデル。クローム仕上げのエキゾーストパイプやヘアライン加工されたスイングアーム、アルミ製のフェンダーなど、高精度に加工された金属パーツが随所に用いられていた。