モンスター696+(プラス)は、新世代モンスターとして登場した696(2008年-)の上位モデルとして登場した。上位とはいっても、スタンダードのモンスター696に対し、メーターバイザー(マイクロビキニカウルと称された)及びシングルシートカバーが到着されているのみで、696ccの空冷L型2気筒エンジンも、足回りを含む車体も、スタンダードモデルと同じだった。2010年には、ブレーキとクラッチのレバーが4段階調節可能になるとともに、ABS(アンチロックブレーキシステム)装備モデルも設定された。日本市場への導入は、この2010年モデルが最後となった。とはいえ、もともと外装部品の有無という違いでしかなかったので、モンスター696は、容易に「プラス」になることが可能だった。