ハスクバーナ・ヴィットピレン801は、2024年10月に正式発表されたネイキッドスポーツだった。この年の3月に発表されていたスヴァルトピレン801の対となるモデルで、同じグループのKTM・790デュークが搭載していた排気量799ccの並列2気筒DOHCエンジン(LC8c)やフレーム構成、主な装備は、スヴァルトピレン801と共通。2010年代からのハスクバーナは、スクランブラーテイストのスヴァルトピレンとロードスターのヴィットピレンを、同じ基本構成の中で並立させることが多く、ヴィットピレン801の立ち位置やスタイル、車体も、それら先例に倣ったものだった。ライドバイワイヤのスロットルは、レスポンス調整が可能で、走行モードは4パターンから選択することができた(オプションのダイナミックを含む)。コーナリングABS、コーナリングトラクションコントロール、シフトアシストを装備。メーターは5インチサイズのフル液晶で、灯火類はすべてLEDを採用していた。※VITはホワイト(白)、PILENはアロー(矢)を意味するスウェーデン語。英語で言えばホワイト・アローとなる。