1998年12月に発売されたアヴェニス150は、152ccの水冷4スト単気筒エンジンを搭載したミドルサイズのスクーター。前後ホイールは12インチと少し大きめで、取り回しの容易さと走行安定性の両方を狙ったものだった。その他、後輪にはパーキングブレーキが装備され、シートをオープンしなくても燃料補給が可能だった。登場から数年後、2002年にはカワサキにOEM供給され、「カワサキ・エプシロン150」としても販売された。当時、スズキとカワサキの間では相互供給が行われており、スカイウェイブ250タイプSがエプシロン250として、カワサキからはバリオス2とDトラッカーが供給され、スズキのGSX250FX、250SBとして販売されていた。なお、アヴェニスには125cc搭載の姉妹モデルが設定され、98年に同時デビューしていた。