1997年に発売されたDF200Eは、オフロードトレールのジェベル200から派生した軽二輪モデル。ジェベルの耐久性、アウトドア志向を高めた、という触れ込みだったが、はっきりと「ミリタリールック」だと表現したほうが的確な見た目だった。ベースモデル(ジェベル)に対し、ヘッドライトまわりのパイプガードや、大げさなほどの泥よけ、巨大なリアキャリアなどを装備し、ヘビーデューティーさが強調されていた。排気量199ccの空冷4スト単気筒SOHCエンジン、5速ミッションなどは、ジェベル200と同じ。ジェベル125をベースとした、DF125Eもラインナップされていた。DF200Eは、軽二輪に対する平成10排出ガス規制をクリアして、2000年代前半までラインナップされた。