サバス250は、ビンテージスタイルのMUTTラインナップの中で、無骨でワイルドなイメージを押し出したモデル。ダイヤモンドパターンのシート、ナローなハンドル、扁平率の高いブロックパターンの極太タイヤが特徴だった。こんなルックスでありながら、2010年代後半の「新型」らしく、燃料供給はインジェクションで、ABSを装備するところは、他の250ccラインナップ同様。なお、サバス250には125cc版も存在したが、そちらのモデル名は、ファットサバス125(太っちょサバス)とされていた。MUTT MOTORCYCLES(マットモーターサイクルズ)は、英国のカスタムビルダーによって立ち上げられたバイクメーカー。ミックス犬(雑種犬)を意味する「MUTT」をブランドネームに用いたのは、ざまざまなメーカーからパーツを調達して、高価になりすぎないようにする、という方針から。