タイガーエクスプローラーXR/XCシリーズが、2018年にモデルチェンジを受けて登場したのが、タイガー1200XR/XCシリーズだった。ミドルクラスのタイガー800同様に、排気量クラスを名称に使うことになり、両シリーズの関係性が、より分かりやすくなった。タイガー1200XRシリーズは、前モデル同様に「クロス・ロード」モデル、つまりオンロード走行を得意とするという位置づけにあり、2012年のタイガーエクスプローラー以来のキャストホイールを採用していた。また、エクスプローラーXRのころと同じように、ベースモデルのXR、ミドルレンジのXRx、そのロード仕様であるXRxロー、最上級仕様のXRTという4タイプが設定されていた。このうち、日本市場に導入されたのは、最上位のタイガー1200XRTのみ。セミアクティブサスなどを備えたミドルレンジのXRxの装備に加えて、坂道発進を安定させるヒルホールドコントロールやシートヒーターを備え、シフトアシスト、LEDコーナリングライトなどが採用されていた。ライディングモードは5パターンから選択できた。